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ヨーロッパではディーゼル車が一般的ですが、日本では一般的ではないので、知識を持たないまま購入している方も多いようです。
ガソリン車とディーゼル車では、エンジンが違うので、メンテナンスなども変わってきます。
エクストレイルのディーゼル車となると、すでに中古車しか選択肢がないので、不安を覚える方もいると思います。
そこで、エクストレイルディーゼルの中古車の不具合、故障、耐久性などについて紹介します。
エクストレイルディーゼル中古車で故障の多い箇所は?
エクストレイルのディーゼル車にとって故障が多いのは、エンジンの不具合です。
引用:https://www.carsensor.net/contents/terms/category_477/_7979.html
どんな不具合がでているかというと、
・警告灯の点灯や警告メッセージの表示
引用:https://221616.com/car-topics/20080904-a57262/
・回転数(アイドリング)が安定しない、上がらない
引用:https://www.nextage.jp/stockcar/nissan/x-trail/lda-dnt31/2820743/
走行中にいきなり警告灯がついたり、不具合のメッセージが表示されたりすることもあるみたいです。
なぜエンジンの不具合が多いかというと、ディーゼルはガソリン車とはエンジンの構造が違うのが原因となっています。
引用:https://www.nedo.go.jp/hyoukabu/articles/201301mazda/index.html
ディーゼルエンジンについてかんたんに説明したいと思います。
ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンのように火花を散らして燃料に点火させてエンジンを動かすのではなく、圧縮して加熱された空気が燃料に点火されてエンジンが動きます。
つまり、ディーセルエンジンには、点火する装置がないんです。
こう聞くと画期的だと思いますよね。
引用:https://www.sanikleen.co.jp/autolife/topic/785/
燃料の発火する温度さえ合えば、どんな燃料でも使用できるんです。
ですから、ハイオクやレギュラーガソリンより安い軽油を使用しているんですね。
ただ圧縮させるために、エンジンの気密性をよくするため大きくて重く、高額なエンジンとなってしまうのがデメリットです。
ここが、ディーゼルエンジンの伸びなかった原因でしょうね。
ディーゼルの低燃費は評価されていたものの、コストや大きさの面で改善を断念するメーカーも多かったのだと多いと思います。
エクストレイルディーゼル中古車、不具合は多い?
引用:https://carnext.jp/magazine/article/car_accident_smoke/
エクストレイルのガソリン車と比較するとディーゼルのほうが故障や不具合が多いようです。
エクストレイルディーゼル車では、ディーゼル特有の目には見えない部分の不具合が多いです。
特に不具合の多い箇所を3つ紹介します。
引用:https://www.msi-co.jp/6510fuso/
①排気ガスをクリーンにする装置(DPF)の不具合
燃料の燃焼時に発生するススが溜まってしまうことがあります。
引用:http://blog.livedoor.jp/mikota35/archives/7334227.html
②ベルト部分の不具合
ベルトの伸びやズレなどにより、異音や振動がでることがあります。
引用:https://www.calsonickansei.co.jp/products/compressor/
③コンプレッサーの不具合(エアコン)
使用していれば弱っていくパーツなので、エクストレイルディーゼル車以外でも起こりえます。
以上の3つは消耗品なので、年式や走行距離やメンテナンスの仕方によって変わりますが、不具合がでやすいパーツです。
ディーゼルに限らず、自動車のパーツは、10万キロもしくは10年で交換するのが一般的になっているので、宿命と言ってもいいでしょうね。
不具合がないかを確認する方法としては、メンテナンス状況の確認と、実際に乗ってみる以外に方法がありません。
エンジンをかけただけでは、完全にはわかりません。
不具合箇所をオープンにしてくれる販売店なら良いですが、悪い部分を隠す販売店も存在しています。
車さえ売れれば利益が得られるのですから、その後のことは考えてくれない販売店も中にはあります。
引用:http://kakaku.com/kuruma/used/shop/20695/
そういう販売店を選ばないようにするたにも、ディーラー直系の中古車販売店をオススメします。
ディーラー直系だから故障しないというわけではありませんが、故障した時のアフターサービスで差がでてきます。
私は経験があるんですが、販売店の方と良好な関係を築かないと、故障した時が大変です。
私の場合、明らかに販売店側のミスだと思っていたのですが、販売店側は認めることをせず、他の販売店に持ち込んで解決したことがあります。
こうなると、精神的にも体力的にも大変になるので、購入したお店で全て解決できることが理想的ですね。
エクストレイルのディーゼルを修理に出すなら、きちんとした知識を持った修理工場に持っていくことが大切です。
エクストレイルディーゼル中古車の耐久性は?
自動車全般に言えることですが、10万キロもしくは、登録年月日から10年が一般的です。
引用:https://textream.yahoo.co.jp/message/1835182/av9ta31a30kfca5ada5m0jbeea4na59
ディーゼルエンジンは、大きく重いという説明をしましたが、気密性がよく重厚感のあるエンジンだけあって、エンジン自体はとても丈夫で耐久性は問題ありません。
問題なのは、エンジンに付随するパーツです。
耐久性は、メンテナンス状況、走行状況、保管状況など様々な条件で変動してしまうので、エクストレイルを中古車で購入する場合は、1台1台違います。
引用:https://kasaihokenhomepage.jp/snow.html
雪の多い地域であれば、融雪剤や水分による劣化や損傷が多いです。
引用:https://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00267/
海の近くの地域であれば、塩害による劣化や損傷が多いです。
ですので、前オーナーの住んでいた場所というのも判断基準にいれてください。
ディーラー直系の中古車販売店だから安心と思いがちですが、予想していない部分が壊れてしまうのが車です。
それが中古車のデメリットでもあります。
引用:https://www.goo-net.com/pit/shop/0601504/blog/108186
不具合が気になる場合は、交換できるパーツは交換して納車してもらう形をとるのがベストです。
エクストレイルディーゼル車のDPFややコンプレッサーは、パーツの中でも高額な部類にはいりますので、1つのパーツでおおよそ10万から20万円は覚悟したほうがいいと思います。
出費は大きいですが、購入後の安心感と耐久性を考えると、効果はあると思います。
また10万キロ近く走行できるわけですからね。
私の経験では、ディーゼル車は10万キロを超えて現役で走行しているのをたくさん見てきたので、きちんとメンテナンスをして、パーツを交換しながら乗っていけば、長く乗ることができると思います。
エクストレイルディーゼル中古車、故障・不具合まとめ
ディーゼル車特有の故障や不具合が多いですが、エクストレイルに限ったことではなく、全てのディーゼル車で起こりえることなので、ある程度知識を持ったうえでの購入をオススメします。
エクストレイルのディーゼル車は、不具合は多いものの、現行のハイブリッド車に匹敵する燃費の車なので、中古車とはいえ、値崩れせず安定した推移をみせています。
ディーゼルエンジンは、燃費が良く、丈夫で耐久性があるので、うまく付き合っていくとお得な車となるかもしれません。
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