知らなかった！合流時のウインカーの方向とは？赤信号で矢印3つの理由

赤信号の下に矢印が３つ出ている信号機を見たことがありますか？

どの方向にも進めるなら、なぜ青信号にしないのだろう？

また、合流時のウインカーは右なのか左なのか、という疑問を持つ人もいるでしょう。

今回の動画では、日々の運転中に遭遇する信号や道路のルールについて、その深いナゾを解き明かしていきます。

この動画を見れば、あなたの運転がより安全でスムーズになること間違いなしです。

それでは、まずは矢印信号の謎からみていきましょう。

赤信号に３つの矢印　青信号にしない理由とは？

日常の運転中、赤信号で「←」「↑」「→」の矢印が灯る瞬間を目にしたことがあるでしょう。

では、なぜこの信号は青ではなく、赤信号のままなのでしょうか？

これには、交通の流れと安全性を考慮した深い理由があります。

矢印信号は一般的に、交通量の多い幹線道路への右折車両が多い交差点で見かけます。

ここでの主な目的は、これらの車両をスムーズに通過させることです。

赤信号の状態で全方向の矢印が点灯するとき、これは時差式の制御を示しています。

時差式信号機とは、対向車の信号機と色が変わるタイミングに時間差がある信号機です。

対向車線が停止している間に、右折だけでなく左折や直進も可能になります。

しかし、疑問が湧きますね。

「それなら、青信号でいいじゃん？」と。

この点で重要なのは、ドライバーの認識です。

一般に青信号というと、右折時に対向車や歩行者のことを気にしてしまいます。

このため、矢印信号を用いることで、対向車が絶対に来ないことを明確に示し、交通の流れをスムーズにします。

特に、対向車線も幹線道路へ右折する車両が多い場合、双方の右折車両のみが進行できるようにすることがあります。

ちなみに、右矢印が表示されたらUターンも許可されるのをご存じですか？

これは、以前はUターンが許可されていなかったため、右折車両が渋滞を引き起こす原因になっていたことへの対策です。

この変更により、交通の流れが改善され、効率的な道路利用が可能になりました。

矢印信号の存在は、単なる交通ルール以上の意味を持ちます。

それは、交通の流れと安全を両立させ、ドライバーに明確な指示を提供するための工夫です。

毎日の運転で見かけるこれらの信号には、私たちの安全と快適な運転環境を守るための、深い配慮が込められているのです。

一体どっち？合流時のウインカーは右？それとも左？

疑問に思うのが、本線への合流時のウインカーの方向です。

ハンドルを右に切るので右なのか、合流後に左に進むので左なのか？

日常の運転でよく遭遇する疑問の一つ、ウインカーの正しい使用方法についてお話ししましょう。

まず、一般道での側道から本線への合流を考えてみましょう。

ここで重要なのは、その場所が「交差点」かどうかです。

一時停止や停止線がある場合、これは交差点とみなされ、実際には左折にあたるため、左ウインカーとなります。

たとえ右へ曲がる動作を伴う合流であっても、交差点であれば左ウインカーが正しいのです。

逆に、高速道路の本線への合流では、状況は異なります。

ここでは、合流車線が交差点ではなく「付加車線」として扱われるため、これは車線変更の一環となります。

そのため、合流時には右ウインカーを出すのが正解です。

つまり、高速道路では本線と並行して進んだ後、進路変更という形で本線に合流するため、右ウインカーが適切なのです。

このような細かいルールの違いは、時にドライバーを混乱させます。

特に、普段は左ウインカーで合流している場所でも、高速道路のような環境では右ウインカーが必要になるなど、状況に応じて柔軟に判断する必要があります。

ウインカーの誤った使用は、「合図不履行違反」として違反になる可能性があるため、注意が必要です。

違反点数は1点、普通車での反則金は6000円となっています。

道路のシマシマ「ゼブラゾーン」は通過していいの？

自動車の運転をしていると、交差点の手前や右折レーン近くで見かける「シマシマ模様」の部分、一般に「ゼブラゾーン」と呼ばれるものについて解説します。

この独特な模様は、道路上での特別な意味を持ち、ドライバーにとって重要な役割を果たしています。

ゼブラゾーンは、その白黒のストライプ模様から名付けられました。

一見すると「立ち入り禁止」のように感じるかもしれませんが、実はそうではありません。

このゾーンは、車線数が減少する前や交通事故が起こりやすい箇所に設置されており、主に交通の流れを円滑にし、事故を予防するためのものです。

多くのドライバーが誤解しているのが、このゼブラゾーンが走行禁止区域だという点です。

実際には、このゾーンを通行すること自体に罰則はありません。

例えば、右折待ちの車列が長く、右折レーンの手前のゼブラゾーンに車が進入していても、それは違反ではないのです。

ただし、ゼブラゾーンは走行を「誘導」するためのものであり、本来車の走行を想定した設計ではありません。

そのため、このゾーン内で事故が発生すると、過失割合に影響を与える可能性があります。

また、交通の流れを妨げる可能性がある場所に設置されているため、駐車や停車は原則として避けるべきです。

さらに、ゼブラゾーンに似た、しかし立ち入り禁止の区画も存在します。

これはゼブラ模様の周りが黄色い線で囲まれているのが特徴です。

この区域は、特に交通の流れを妨げることなく、事故のリスクを減らすために設置されています。

交通事故が多い場所や車線が減少する場所、交通の導流が必要な場所など、さまざまな状況でゼブラゾーンは重要な役割を果たしています。

二段階右折って何のためにやるの？

原付バイクが曲がるときの、二段階右折とは具体的にどのようなものなのでしょうか。

これは、3車線以上の大きな交差点で実施される特別な右折方法です。

この際、原付一種バイクは交差点の側端に沿って直進し、交差点内の特定スペースで一旦停止し、進行方向を変更して右折します。

この方法により、交通量の多い道路での接触事故のリスクを減らすことができます。

「3車線以上」という部分が少し混乱を招くかもしれませんが、2車線の道路で右折レーンが現れた場合、これも含めて3車線と考えます。

つまり、原付一種バイクがこのような交差点で右折する際は、必ず二段階右折を行う必要があります。

その理由は、原付一種バイクには30km/hという最高速度規制が設定されており、これにより周囲の車両との速度差が生じるためです。

左端を走る原付一種バイクが3車線以上の交差点で小回りの右折を試みると、周囲の速い車両を避けるために複数回の車線変更が必要になり、これが事故のリスクを高めます。

そこで、交差点内での安全な待機スペースで方向転換する二段階右折が推奨されるのです。

ただし、すべての交差点で二段階右折が必要なわけではありません。

Ｔ字路や特定の条件下では、二段階右折禁止の標識が設置されており、この場合は通常の小回り右折が可能です。

原付一種バイクの運転者が二段階右折を行うべき交差点は、主に以下の3つの条件に該当するものです。

右折レーンを含む車両通行帯が片側三車線以上の交差点。

「原動機付自転車の右折方法（二段階右折）」の標識がある交差点。

警察官が手信号で交通整理をしている場合。

一方で、片側二車線以下の交差点や二段階右折禁止の標識がある場合は、通常の小回り右折を行います。

これらの知識を身につけることで、あなたの運転がより安全でスムーズになることは間違いありません。

日常のドライブで遭遇するさまざまなシチュエーションに自信を持って対応できるようになるはずです。

それでは、今回の学びを活かして、次のドライブをさらに楽しく、安全に過ごしてください。運転には常に注意と配慮を忘れずに、安全運転を心がけましょう。