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「ついスピードを出しすぎて、もしかしたらオービスが光ったか不安・・」
「オービスって何キロ以上で光るの?」
「オービスが光ったけど、そのまま無視したらどうなるんだろう」
など、オービスについて疑問を持っているい方も多いと思います。
速度を守ることが一番ですが、オービスの仕組みや設置場所について知っておくことは損ではありませんね。
今回の内容をみれば、オービスが光る速度や、設置場所を知るアプリやレーダー、また無視すると、どんな処罰になるかを知ることができます。
オービスとは何?何キロで撮影される?
オービスとは主に高速道路で見かけることの多い、道路の上に設置してある速度取り締まり用のカメラです。
その道路の最高速度を超えている車を撮影し、速度違反を取り締まることが目的です。
通行する車を無差別に撮影しているものではなく、スピードを出しすぎているもの、一般道路では時速30キロメートル以上、高速道路では時速40キロメートル以上の速度超過している場合に、撮影をしています。
撮影の瞬間には、多くは赤色の強力なストロボが発光するため、撮られた場合は運転手はほぼ分かります。
時速何キロで撮影されるかというのは、高速道路や幹線道路にある固定式のオービスでは、先ほど述べたように時速40~30キロメートルですから対策はしやすいですが、可搬式取締装置という移動式のオービスの場合は時速15キロメートル以上の速度で撮影されるそうですので、注意しましょう。
警察庁の「令和元年中における交通死亡事故の発生状況」によれば、速度違反の取締りのうち、オービスが占める割合は、固定式(高速道路や幹線道路に設置してあるもの)で3.7%、可搬式(道端で警察の方が機械の後ろで座っているもの)で0.4%、そして定置式(いわゆるネズミ捕り)等によるものが95.9%と、オービスでの速度違反はそんなに多くはありません。
ちなみに、ネズミ捕りというのは、警察官が路上で違反している車を止めさせるものです。
機械は使わず、パトカーが待ち伏せしているようなものですね。
見通しの悪いけれど交通量の多い道などでたまに見かけますね。
オービスが光ったらどうなる?
さて、オービスは高速道路では時速40キロメートルを超えたら、幹線道路などの一般道では時速30キロメートルを超えたら撮影されるということになりますが、日本で一番速度が出せる高速道路の最高速度は新東名の御殿場JCT-浜松いなさJCT間で時速120キロメートルが上限、一般道は最高速度は時速80キロメートルが上限となっています。
ということは、高速道路で時速160キロメートルを超えて走行したり、一般道で時速120キロメートルを超えて走行すれば、そこが日本である限り、間違いなく撮影される、ということになるでしょう。
自動車の運転中は周りの車の流れにあわせてスピードを調整しがちですが、あまりにも速度が速すぎる場合は注意しておく必要があります。
さて、オービスではレーダーやセンサーで車の速度を確認し、速度を違反している場合に写真を撮影しますが、プライバシーの問題から、予告看板を出していることが多いようです。
法令によって予告看板を設置しなければならないと決められているものではないですが、裁判でたびたびプライバシーに配慮すべきだという主張があることから、予告看板はまず設置してあることでしょう。
具体的には、「スピード注意、自動速度取締機、設置区間」と事前警告の看板があります。
この看板が手前にあれば、その先にはオービスはあります。
では、撮影されたらどうなるのでしょうか?
撮影後、遅くとも30日程度で警察から、撮影された車の所有者に出頭通知が届きます。
レンタカーや会社の車、個人間で貸し借りしている車の場合は、運転手の特定のためにもっと時間がかかることがあるようですが、基本的に撮影されたときに写っていた人のところへ、警察から連絡が来るということでしょう。
次に、オービスの出頭通知を無視したらどうなるのかですが、都道府県によって対応は異なるようですが、出頭通知が本人にわたっていない場合は、電話をかけたり、直接自宅へ訪問したりしているようです。
違反点数と罰金など、教習所で教わる内容のことが行われますが、無視し続けた結果、警察から「逮捕しますよ」と言われた人もいるようです。
スピード違反はれっきとした道路交通法違反なのですが、道路交通法は交通反則通行制度優先とされていて、反則金で処理されることを優先しています。
ただし、重大な道路交通法違反であったり、逃亡の恐れがある場合には逮捕されるとのことです。
無視し続けると、逃亡する恐れがあるとみられて、逮捕される可能性があるということですね。
オービスにかからないためのアプリやレーダー
スピード違反をしないのが一番ですが、オービスを回避するためには、どうしたらいいでしょうか。
近年ではスマートフォンのアプリや車に設置するレーダーがあります。
アプリの場合は、スマートフォンのGPS機能を利用して、オービスの場所を受信して、オービスに近づいたら警告が来る…!というものではなく、地図アプリと同じで現在地を把握しているだけです。
実は、全国各地のオービスの場所や、実際にオービスを見つけた他の利用者からのデータなどから、地図上でどの位置にオービスがあるかをアプリに記憶させ、その位置に近づいたら警告を出す、という仕組みです。
ということは、交通量が多い場所であれば、そのアプリにはその場所についてのデータがたっぷりあるわけですから、かなり精密な情報があり、精度も高いことでしょう。
オービスの位置になんらかの変更があったときも対応ができるかもしれません。
一方で、「レーダー探知機」はオービス自身から発信される電波などを受信してドライバーに近くにオービスがあることを伝えます。
近所を散歩していたら自分のスマートフォンに他人の家のWifiの電波が飛んでくる、そんな感じです。
空間をさまよっている電波を拾って、近くにオービスがあるぞ、というのを教えてくれるということですね。
ということは、電波が流れにくい場所であれば、「レーダー探知機」は機能しないとまではいいませんが、誤作動が起こる可能性は大いにあります。
スマートフォンのアプリと「レーダー探知機」は一長一短なので、使い分ける必要があるでしょう。
私であれば、自分が都心部と田舎の両方を走るのであれば、両方を用意しますし、都心部しか走らないのであればアプリを、田舎しか走らないのであれば、「レーダー探知機」を使います。
といっても、もともとスピードは出さないタイプなので、いらないかもしれませんが…。
オービスについて まとめ
法定速度を守るのが一番ですが、とはいえ、オービスの仕組みについて知っていて損はありません。
一度、聞いておけば、いざというときに役立つと思います。
固定式と可搬式があるように、地域によってオービスの種類が異なります。
旅行か何かで普段とは違う場所をドライブしていたときに、ついつい気が大きくなってスピードを出しすぎてしまった、そして速度違反を撮影され、後日出頭通知が届き、どうしたらいいのかわからなくなる…ということも想像できます。
出頭通知が来たら迷わず警察署に向かった方がいいですね。
逃れよう、無視しようと考えることはやめましょう。
すぐに反則金を支払って、なるべく早くゴールド免許に戻れるように精進しましょう!
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