車のエアコンが冷えないのは停車中のあれが原因！費用はいくら？

夏の車内は灼熱地獄！そんな車内には、エアコンが必須ですね！

快適な温度で運転をしているとき、信号待ちや渋滞などで停止中に「あれっ？なんだかエアコンの風がぬるくない・・・？」

というようにエアコンの風が冷えないという経験はないですか？

実は、車のエアコンは家のクーラーと違い、停止中に冷えなくなる理由があるんです。

今回は、その理由と車のエアコンの寿命や修理費用についても触れていきたいと思います。

車のエアコンが停止中に冷えないのはなぜ？

車の停止中にエアコンが冷えない原因は、エンジンの回転数が関係してきます。

車は停止中でも、走っている状態でもどちらもエンジンは動いています。

しかし、回転数が違ってきます。

これがエアコンが冷えない原因の一つで、回転数が少ないことで車の中の発電量は少なくなってしまい、冷たい風を出す部品が十分に働くことができないのです。

そのために、生ぬるい風となっていしまい、車の停止中ではエアコンが冷えないと感じてしまいます。

また、車はバッテリーで動いているのも原因の一つです。

バッテリーが弱っている状態だと停止中の発電量では、エアコンの冷風を出すエネルギーが足りず、生ぬるい風になる場合があります。

車では、エアコンの冷風を出すためには、コンプレッサー、コンデンサーファン、ブロアファンと言った部品が必要となります。

コンプレッサーとは、エアコンガスを圧縮する部品で、エアコンガスを圧縮することで高圧力で高温や冷媒となります。

エアコンガスは、液体や気体に変化する物質のことを言います。

コンデンサーファンとは、高圧力で高温な冷媒を冷却するための装置で、約60度に冷やすことでエアコンガスを液体化させます。

ブロアファンとは、簡潔にいうと送風機のことで、冷たい空気を車内へと送り出します。

これらの部品はたくさんの電気を必要とします。

しかし、バッテリーの充電が不足していたりすることで、車が停止している状態ではエンジンの回転数が少ないと、電気が足りなくなりうまくエアコンが稼働しないことになるのです。

これらの部品のどれか一つでも、動かないと電気不足となり冷風が出ず、車内は冷えないという状況になります。

部品の故障も考えられるのですが、車の停止中のみエアコンが冷えないというなら、故障よりも電力の不足が考えられます。

また、車が停止すると際、最近の車はアイドリングストップという機能でエンジンが停止します。

すると、アイドリングストップ状態ではエンジンが止まってしまうために、エアコンは効いてない状態と同じになり車内は冷えないという状況になります。

そしてエンジンが切れると、コンプレッサー、コンデンサー、ブロアファンも動かなくなるので、エアコンが効かず停止中に冷たい風は出てこないのです。

中には、アイドリングストップでもエアコンが効く車もあります。

車のエアコンには寿命があり、ガス漏れにより冷えないという原因もありますが、修理代はどのくらいになるのでしょうか？

車のエアコンの寿命やガス補充の料金は？

車のエアコンがどのくらい使ったら効きが悪くなるのかというと、走行距離の目安は確証となるデータはないですが、基本的に車のエアコンの耐用年数は5年から10年です。

また車のエアコンの寿命は、メンテナンス次第で変わります。

定期的にガス補充をしていれば、コンプレッサーは10年以上もつこともあります。

さらにエアコンフィルターの交換、オイル交換、エアコンのガス補充などのメンテナンスは機能性を高めるだけではなく、車のエアコンの寿命を伸ばすのです。

ガス補充など、メンテナンスをすることでコンプレッサーの状態を保ち、車のエアコンの寿命を伸ばせると言えます。

また、車は走行中は常に振動が起きています。

そのため、完全に気密性をキープすることは難しく少しずつですがガス漏れは起こします。

とは言うものの、ガス漏れをするのはあくまでも少しの量なので一度ガス補充をすることで、数年間はエアコンから冷たい風は出ると言えます。

また、車のエアコンのガス補充の料金は、自分でガスを補充する場合、ショップなどにガス補充を頼む場合では違いがあります。

自分でガス補充をする場合には、かかる費用は1300円から3600円程度です。

また、車のエアコンのガス補充を頼むときには、ディーラーでは4000円から5000円程度で、カー用品店では2000から3000円程度、ガソリンスタンドでは3000円程度です。

車のエアコンのフィルター交換時期と料金

車のエアコンフィルターの役割は、外から取り入れた空気から、塵やホコリ砂などを取り除き空気を循環させることです。

そのためにホコリや塵などが溜まったままにしておくと、エアコンの効き目が悪くなってしまうので、フィルターの交換が必要になります。

また車のエアコンのフィルター交換は、自分でもできます。

エアコンフィルターの購入価格の料金は、車種によって異なりますが、安いものだと2000円程度で、高いものだと5000円です。

そして、エアコンフィルター交換時期については、年数としては1年から1年半で、走行距離としては12000キロが目安です。

さらにフィルター交換をするなら梅雨入りする前がおすすめの時期とも言われています。

それは、梅雨は湿気で臭いの元になる雑菌やカビが繁殖する時期なので、フィルター交換のタイミングとしては良い時期です。

フィルター交換をデーラーに頼むときの料金は、3000円から4000円程度で、カー用品店や整備工場に頼む場合の料金は3000円未満で行えます。

車のエアコンが停止中に冷えない理由　まとめ

車のエアコンが停止中に冷えないのは、回転数やバッテリーが関係していると言えます。

また、ガスを補充するときには、デーラーなどに頼むよりも、カー用品店行ったほうが割安でできますし、車いじりが好きな方は自分で挑戦しても難しくはありません。

車のエアコンの寿命に関しては、走行距離よりも、メンテナンス次第で変わってきますので、ある程度年数がたった車は一度点検してもらうことをおすすめします。