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アイドリングストップの車が年々減ってきていますが「いる、いらない」が議論されています。
インターネットでも
「アイドリングストップ無駄」
「アイドリングストップうざい」
「停止中はエアコンが効かない」
「停止と始動の繰り返しがストレス」
など、あまり良いイメージではないのが現状のようです。
実際に、車に乗ってエンジンをかけたらアイドリングストップをOFFにするのがルーティーンになっているドライバーも多いです。
環境のために開発されたアイドリングストップですが、実は逆に二酸化炭素を多く排出するというデータがあります。
それどころが、エンジンの頻繁な始動はバッテリーに負担を与えて、環境だけでなく車にも悪影響があるようです。
実際にアイドリングストップを装備した車が減っているのが、その理由を顕著に示しています。
今回の内容を見れば、アイドリングストップに関する疑問や車への負担、また実際は環境に良くないという理由について知ることができます。
アイドリングストップの目的とは?
アイドリングストップは消費燃料の削減化からはじまり、二酸化炭素の抑制、温暖化の改善など、地球規模での環境の維持につながっていくことが目的です。
確かに、理屈上はその通りですので、アイドリングストップの効果があるのは歴然だと思います。
しかし、ここにきてこの機能の不要論が出てきており、アイドリングストップを推奨した評論家にも責任があるとまで言われています。
どのくらいガソリンが節約できるのかというと、10分間のアイドリングストップで約0.15L~0.2Lが平均で、仮に毎日合計1時間のアイドリングストップで年間2万円~4万円の燃料代節約になります。
しかし、この機能はブレーキを踏んで停車してから1秒後に発動するので、発進停止を繰り返すような状況では効果が得られません。
さらに、エンジンは構造上の始動時が一番燃料を必要とします。
短い停車時間の場合、アイドリングストップによって削減できる燃料よりも、始動時に使う燃料の方上回ってしまい、結果的に損をします。
停車中の車において、アイドリングストップを全面にだすことが、大規模な環境改善につながるかということですが、「あくまで、ほとんどの車に装備される」ことが大前提にあるので、実際にアイドリングストップを装備している車が減っているのはあまり効果がないからではないでしょうか?
むしろ、アイドリングストップという考えよりも、ハイブリッド形式の電動モーター車のほうが、効果が大きいと言えます。
そのため、現在アイドリングストップを装備する車は減り続け、逆に電気を使用するハイブリッド車が増えているのが現状です。
発進から一定のスピードまではモーターを使用、そしてパワーが必要な際に燃料を使用して加速する。
この考えのほうが、理論上、消費燃料が少なく、しいては環境の改善に貢献できると思います。
アイドリングストップの車が減っている理由
アイドリングリングストップの車がだんだんと減っている背景には、理論上における「さほど省エネ効果がみこめない」という点です。
これは、ユーザーにとって、燃料代に直結するので、死活問題だと思います。
だれでも、月々消費する燃料代は、安くおさえたいのは当たり前ですが、アイドリングストップ車では、そこまで大幅な削減ができないのが分かってきたからです。
一見、「アイドリングストップ」をうたった車は、とてもエコで消費燃料が少なく、家計に優しいと、思われがちなのでしょうが、実際はそういった実情ではないのです。
さらにアイドリングストップによる「乗りずらさ」「運転しずらさ」が影響してきます。
一時停止しては、エンジンが切れ、また始動、この繰り返しは「不快感」そのものです。
渋滞で少しずつ進む場合などは、なおさらエンジンのON、OFFが繰り返されストレスが溜まります。
そのため、車に乗ったらアイドリングストップをOFFにするというドライバーは多くいます。
それが、アイドリングストップ車よりもハイブリッド車が選択される大きな要因にもなっています。
一時的な停止程度なら、かえって停止しないでほしい」と考えるくらいです。
この体で感じる「車への違和感」は何とも苦痛でしかありません。
さらに人間だけでなく、車への負担もあるのです。
環境やバッテリーへの影響は?
アイドリングストップが環境にあたえる影響が少ないと説明しましたが、ストップ後の再始動の際に車に負担がかかってきます。
燃料を一番消費するのが「エンジン始動時、低速時」だからです。
自転車でも停止から動きだすときが一番力が必要になりますよね。
この理論からいくと、アイドリングストップを繰り返すと、実は通常よりも燃料を多く使ってしまう可能性があります。
したがって、いくら一時停止でアイドリングストップしていても、発進の際の消費、またはそれ以外の走行では、一般車と比較して大差がなくなるため、結論からいえば、まったくまでとはいえませんが、さほど差がない状態になります。
つまり「目に余るほど」燃費が向上するとはいえないのです。
また、環境に対する影響は、先ほど述べたとおり、燃費効果が一般車と大差ないのだから、結論からいって環境に優しい程度の話なのです。
渋滞などでアイドリングストップからエンジン始動を繰り返すことで、二酸化炭素の放出がふえることになり、コンスタントにエンジン稼働している車と比較してもかわらないどころか、逆に始動時における炭素放出量では「悪影響」があるように思えます。
結果的に「環境にやさしい車」で終わってしまい、逆に「運転者」の乗り心地の悪さやストレスの増加につながり、その数は年々減っています。
さらに、エンジンは、始動時にガソリンだけでなく、バッテリー容量の10~20%程度の電力を必要とします。
そのため、アイドリングストップ車専用のバッテリーまで発売されています。
エンジン始動を何度も行うアイドリングストップは、バッテリーの負担が増え寿命を短くします。
その費用はアイドリングストップ非装着の場合に対し、ざっくり3倍というデータがあります。
これでは、年間の燃料代が節約できても、バッテリー交換費用の方が高くつきます。
アイドリングストップ まとめ
アイドリングストップが登場したばかりのころは、燃費向上や環境配慮に関して優れているといわれていましたが、装備している車が年々減ってきているのが現状です。
ハイブリッドや電気自動車の方が環境にやさしく、燃費も良いというのが本音です。
アイドルストップとうまく付き合っていくなら、長い信号や踏切など、確実に30秒以上止まっているような場合に限って使った方がよいでしょう。
スイッチでオフにできない車もあるので、その場合はアイドルストップ機能を停止させるキットが販売されているので、そちらも検討してみてください。
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