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キャンピングカーと言えば、とても高くて手が出ないというイメージがありますが、最近は軽自動車を改造した「軽キャンパー」という車があります。
軽キャンパーは200万円台からと普通車と同じくらいの予算で大人4人が車中泊できるスペックを持つ車です。
キャンプを楽しむ人以外にも、釣りやロングドライブをする人にもおすすめです。
基本的にはノーマルの軽自動車をビルダーと呼ばれる業者がキャンピンカー仕様に改造して販売しています。
それぞれ、デザインや居住性、機能にも違いがあり、見ているだけでも楽しい気分になります。
今回は、国産のおすすめ軽キャンパー5選をお伝えします。
MYSミスティック J-cabin Mini W
J-cabin Mini Wは軽トラの荷台に居住スペースのキャビン部分を”積載”するタイプの軽キャンパーで価格は212万6600円~となっています。
軽トラならばメーカー・車種を問わないため、ベース車選びで個性を出せる自由度があるほか、あらかじめ軽トラを所有している方は初期費用が抑えられる点が魅力のひとつです。
キャビンは着脱ダンバーを使用することで着脱が簡単に行えるため、普段は通常の軽トラとして使えることできるほか、駐車時に着脱ダンバーを利用すれば揺れ防止にも活用することができます。
また、荷物扱いとなる居住スペースは荷台よりわずかに拡張されており、軽バンタイプよりも居住スペースを広く使うことができるうえ、天井部に設けられたファンベントや各所の小窓により換気性にも優れているため、車内で料理をしても匂いがこもりにくいなど、快適に過ごせる居住空間となています。
アメリカンクラシックな外観はレトロ感がありおしゃれで、両サイドにはカーテンと網戸付きの窓を備えており、後部に設けられたエントランスドアはネットスクリーン付きの2重ドアとなっています。
乗車人数は2名ながら、運転席上部に設けられたバンクベッドは横幅がセミダブルより長い1390mmあり、ダイニングベッドを併用することで軽キャンパーながら最大3名の就寝が可能になっています。
ホワイトハウス N-VAN コンポ
ホンダのN-VANをベース車に採用し、大人の秘密基地をテーマに作り上げられた軽キャンパーで価格は223万4100円~となっています。
ベース車がもともと持っている利便性や拡張性を生かした設計となっており、多段シェルフやダブルシンクなどキャラクターの異なる装備を施した3種類のパッケージが用意されているため、利用スタイルに合わせた選択が可能となっています。
助手席側のピラーレス大開口スライドドアを生かして乗降をサイドから行うこととし、リアゲート部を壁に見立ててシンクや家具などを集約させることで充分な収納スペースを確保しているほか、リアゲートを開けることで、外からもシンクにアプローチ出来るように設計されています。
また、ベッド下の空間も収納スペースとして活用しており、清水タンクやポータブル冷蔵庫などを収納できるほか、車内の収納スペースには電子レンジを搭載することもできるなど、自由度の高い運用が可能となっています。
そのほか、ポップアップルーフやソーラーシステム、冷蔵庫に電子レンジ、外部充電チャージャー&AC室内コンセントなど、オプションも豊富に用意されているため、自分好みのカスタマイズが可能となっている点もN-VAN コンポのもつ特徴のひとつとなります。
NUTS-RV スピナ
NVクリッパー/エブリィをベース車に、国内最大級のキャンピングカービルダーが手がけた軽キャンバーがNUTS-RV スピナで価格は267万3000円~となっています。
搭載されているマットには硬質ウレタンを採用するほか、マット下には補強板も入っているため、しっかりとしたフラットベッドを実現しています。
居住スペースには木目調のキャビネットや収納スペースなどの家具を備えるほか、シャワーヘッド付きのコンパクトシンク、ハンガーフックや6面カーテン、12VコンセントにUSBコンセントなどの充実した装備が標準で用意されています。
また、家具材にはPVCを採用しているため、重量を抑えつつ高級感がある仕上がりとなっているほか、ローズウッドやホワイトアッシュ、ナチュラルなど全5色から選ぶことが可能となっています。
NUTS-RV スピナは、4名で利用できる対面ダイネットや片面フルフラットシートなど、シートアレンジが非常に多彩なほか、フルフラット時は大人2名がゆったりと寝れるスペースを確保しており、1950x1060x900mmの広さをもつポップアップルーフ搭載車ならば最大4名の就寝が可能となっています。
そのほかにも、FFヒーターや100Vコンセントなどの豊富なオプションが別途用意されています。
ホワイトハウス N-BOX キャンパー Neo
販売台数日本一を誇る大人気車種N-BOXをベース車とした軽キャンパーで価格は203万5000円~となっています。
選択可能なベース車のグレードはG、ホンダセンシング、ターボの3グレードで、それぞれ2WDと4WDの計6パターンが用意されています。
また、N-BOX キャンパー Neoには、ポップアップルーフを標準装備としたポップに、ノーマルフーフながらFFヒーターやサブバッテリー、DCソケトに走行自動充電システムや室内照明、全窓プライバシーカーテンを標準装備したHOTパッケージのほか、HOTパッケージにポップアップルーフを装備したPOP HOTパッケージの計3種類があり、それぞれのベース車のグレードで自由に選択することが可能となっています。
室内空間の広さに定評のあるN-BOXがベース車となっているため、室内高1400mmの広々とした居住スペースをもち、身長190センチの大人2名が足を伸ばして横になれるほか、ポップアップルーフを装備することで最大4名の就寝が可能となっています。
このほか、運転席側の座席を180度回転させられるフロント回転シートがオプションで用意されており、座席レイアウトの自由度を高められる点も特徴のひとつで、リアキャリアやリアゲートテント、サイドオーニングなどのアウトドアライフを充実させるツールも用意されています。
バンショップミカミ テントむし
ダイハツのハイゼットをベース車とした軽キャンパーで、軽自動車ベースのキャンピングカー人気に火をつけた立役者の1台です。
価格は267万3000円~となっています。
丸みを帯びた窓やエントランスドアがあるなど、カラーリングも相まってレトロポップで愛らしい外観をしており、ハイゼットの持つ取り回しの良さはそのままに、トレッドを広げて走行安定性を向上が図られています。
ベッドスペースに利用できるポップアップルーフを標準装備としていますが、全高は1980mmに抑えられているため、高さ2.1m制限のある立体駐車場の利用が可能となっているほか、軽自動車ベースながら最大4名が就寝できる居住性を確保している点が特徴となっています。
また、セカンドシートはベッド展開可能な横向き座席のSタイプ、同じくベッド展開可能で前向きや後向きに座席を変えられるFASPシート仕様のFタイプのほか、セカンドシートを無くした2シータータイプも用意されており、利用スタイルなどに合わせて自由に選択することが可能となっています。
サブバッテリーの走行時充電システムやミニシンク、冷蔵庫などが標準装備されるほか、約80種類ものオプションが用意されているため、拘りのある方への要望にも応えることができるようになっています。
軽キャンパー まとめ
キャンプなどのアウトドアや車中泊の人気の高まりと共に、軽自動車ベースの軽キャンパーも徐々に注目を集めつつあります。
以前は車種も限定的で簡易的な装備でまとめられていた軽キャンパーですが、より利便性や拡張性のある軽キャンパーが各ビルダーの手によって誕生し、そのバリエーションも徐々に広がりをみせています。
軽ベースのキャンピングカーは日本の道路事情にマッチしているほか、キャンプや車中泊などの質向上や充実をはかれるのみならず、自然災害時の避難場所としても機能させられる点でも注目されているジャンルのひとつとなっています。
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