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レクサスの新型NXが8月19日に先行受注受付がはじまりました。
ミドルサイズSUVである新型NXは、7年ぶりのフルモデルチェンジとなりデザインや内装を一新して生まれ変わりました。
ボディーサイズは先代よりも一回り大きくなり、なんといっても14インチの大きなモニターが目を引きます。
一方、日産アリアは電気自動車とSUVが融合した最新のクロスオーバーSUVです。
日産の自動運転技術のプロパイロット2が搭載され、予約開始から10日間で4000台を超える人気ぶりです。
どちらも、乗り出し価格はオプションを含めると500万円を超える高級SUVなのでかってから後悔したくないものです。
今回の内容を見れば、レクサス新型NXと日産アリアの性能や燃費、特徴、また補助金制度を知ることができます。
レクサスNXの特徴と日産アリアの補助金
自動車のカテゴリーにおいて、絶大な人気を誇るSUVに2021年レクサスと日産から新型車が登場します。
それがレクサスNXと日産アリアです。
レクサスNXは新型が発表されたため、現行モデルの発売は終了しており中古でしか買えなくなりました。
新型NXの価格帯は455万円〜738万円でパワートレーンは以下の4種類で全部で8グレードに分かれています。
・2.5L直4+モーターのPHEV
714~738万円
・2.5L直4+モーターのHV
520~608万円
・2.4L直4ターボ
599万円
・2.5L直4
455万円
燃費は旧NXを参考にして、オーナーの声をまとめると
「ハイブリッド車:16km/L前後」
「ガソリン車:10km/L前後」となっており、走り方によってはさらに伸びるという声もあります。
他のメーカーのSUVと比べると若干燃費性能は劣るようです。
もっとも高速ではガソリンで13.0km/Lで、ハイブリットFFで17km/Lとなっており、まずまずの燃費と言えます。
新型NXのPHVモデルでは電気のみの航続距離は58kmとなっています。
一方の日産アリアは完全なローンチモデルで、NXをライバル視したと思われるモデルです。
価格帯はレクサスよりも高く、今のところ6,600,000円〜となっています。
こちらは完全なEVモデルで、ガソリンエンジンやハイブリットは用意されておらず、limitedのEVグレード一つのみです。
航続距離はフル充電で610kmとなっており、街乗りでは問題なく、また遠地へのクルーズでも旅先での充電できるインフラさえ確保していれば、十分すぎるEV容量を確保しています。
ただ、価格が高いのが難点ですがEV車は補助金がでるのがメリットです。
ちなみに日産リーフは補助金額42万円、テスラ モデル3は40万円、ホンダeは23.6万円なので、日産アリアも40万円前後の補助金がでると予想されます。
さらに、国や県、市町村の補助金も合わせる80万円ほど補助金を受け取ることもできるので、500万円台で購入することができそうです。
NXであれば、今まで通りのガソリンメインのほうが使い勝手はいいことは間違いありませんが、今後来るであろうEV時代に備えるという意味ならば、アリアも選択肢に入ります。
レクサスNXと日産アリアのサイズとカラー
次にボディサイズですが、こちらはどちらもあまり差ありません。
レクサスNXのボディサイズは、4660mm x 1865mm x1640mmとなっており、初代よりも一回り大きくなっています。
問題は全幅であり、ついに1850mmを超えました。
初代はなんとか1850mm以下に収まっていたのですが、今回は明確に超えてしまったこともあって、例えば立体駐車場や都心のパーキングでは、神経質になる場面が出てくるでしょう。
もっとも重心位置の高いSUVにとって、全幅の広さは長距離でのクルージングでは安定性に繋がることから、高速では余裕のあるドライブになります。
一方の日産アリアは4595mm x 1850mn x 1665mmというサイズで、全長、全幅ではNXより若干小さいものの、全高では高くなっています。
こちらも1850mmなので、アリアのほうが小さいといっても、ほぼNXとかわりないサイズ感です。
また、アリアのほうがエクステリアが丸みを帯びたデザインからか実測よりも大きな印象で、全長も伸びやかな印象になります。
ボディーカラーはレクサスNXは白2種類、黒4種類、赤3種類、青3種類の計12バリエーションが用意されています。
これにインテリアのパネルに6種類で、グレードによる内容にもそれぞれ5種類ほどのバリエーションが用意されているため、内外装の色選びで悩む方も出てきそうです。
この色選びは、高級車を選びの所有欲を満たしてくれる重要なファクターになります。
日産アリアは初回限定グレードlimited専用の2色が用意されていますが、このカラーは今回だけの特別色ですので、初回生産分だけで二度と買うことができないカラーバリエーションとなっています。
レクサスNXと日産アリアの性能
レクサスNXはトヨタ伝統のガソリンorハイブリットであり、日産アリアはついに高級SUVをフル電動化(EV)にしたことが注目となります。
レクサスNXは未だインフラ整備の整っている通常のエンジンを使っているため、どこに行っても燃料補給の心配はありません。
グレードで言えばレクサスNXは、給油回数を減らせるハイブリットがオススメです。
一方、価格帯で見れば、アリアのほうが高いですが、アリアは電気代はかかるものの、その後のガソリン代がゼロになるため、燃料代で価格差を埋めることができます。
また、EV最大の特長である排ガスが出ないことも地球にやさしい車と言えます。
実際、レクサスNXにはマフラーがあるのに対し、アリアは排ガスがでないために、テールエンドがスッキリしたデザインになっています。
これは内装にも現れており、内部の広さに大きな差はないものの、運転席周りの違いは明らかになっています。
レクサスNXはドライバーを中心にハンドル、モニター、シフトなどが囲むように配置されており、コクピットといった様相です。
ドライバーにとっては非常に扱いやすく、また運転に対するモチベーションを上げます。
また、スマートフォンでドアロックしたり、駐車場に入れる際に自動運転できるアプリもあります。
一方のアリアは横に伸びやかなデザインで、EVらしく広々とした印象があります。
一般的な自動車にあるエアコンも徹底してシンプルで、コンソールをモーターで前後移動できるようになっています。
これにより運転席から助手席へウォークスルーできるようになっています。
アリアと比較するとNXはゴチャゴチャした印象ですが、インテリアは好みが分かれるところです。
レクサスNXと日産アリア まとめ
今後の高級SUVのベンチマークになるであろうレクサスNXと日産アリアですが、その成り立ちには、ハイブリットとEVという明確な違いがあります。
今まで通りの使い勝手を求め、レクサスというブランド力を求めるならNX、次の世代という意味であれば、日産アリアになります。
アリアには充電スポットというインフラの懸念があるものの、既にかなりの予約注文が入っているという話で、初回分のlimitedは二度と買えないモデルになるでしょう。
環境性能では排ガスゼロのアリアに圧倒的な優位性があるため、ブランド力のレクサスか、未来を考えた日産アリアという選択肢になります。
どちらも同じ高級SUVというカテゴリーでありながら、レクサスNXとNXの対抗馬としてぶつけてきた日産アリアには、明確な方向性の違いがあり、これが二車を選ぶ際のもっとも難しいところであり、同時に面白いところになることは間違いありません。
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