エクストレイル後部座席の足元の広さは狭い？リクライニングやフラット、スライドは可能？

エクストレイルをファミリーカーとして、また大人数で使用するとなると、一番気になるのが後部座席の広さです。

後部座席の足元やシートが狭いと長距離ドライブでの負担が大きくなります。

また、大きな荷物を積むときや車中泊をするならシートアレンジでフルフラットにできるかも気になるところですね。

今回はエクストレイルの後部座席の広さ、リクライニングやスライドの幅、３つのシートアレンジについて解説。

また、エクストレイルの後部座席の窓が全開にならない理由やモニターを設置する方法についても触れていきます。

エクストレイルの後部座席の広さはどのくらい？

引用：https://item.rakuten.co.jp/sotenco/g16072600ux0030/

後部座席の広さは、座る面（座面）の広さに直結しているので、座面の広さで比較してみたいと思います。

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/function.html

エクストレイルの後部座席の座面は、480ｍｍとなっています。

前部座席は、495mmとなっているので、15mm狭い作りとなっています。

引用：https://car-research.jp/wp-content/uploads/2012/06/juke-premium-white

後部座席の座面が狭くなるのは一般的ですが、同じ日産のコンパクトSUVのジュークと比較すると、70㎜の差もあるので、エクストレイルの15㎜の差しかないというのは、広いということを示しています。

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena.html

日産の人気車種でもあるミニバンのセレナと比較すると、前部座席は485mm,後部座席の座面は495ｍｍとなっています。

前部座席では、プラス10㎜、後部座席ではマイナス15㎜と、さほど差がありません。

エクストレイルは、ミニバン同等の後部座席の広さを確保していることがわかります。

 

クラストップレベルのゆとりを確保した「ゆとりのセカンドシート」ということだけあって、抜群の広さですね。

前部座席と後部座席の距離は、660㎜も確保されています。

この広さがあれば、ファミリーカーとしての実用性も抜群に良いと思います。

 

人気の秘密はこんなところにあったんですね。

ただ3列シートの場合、３列目のシート座面は440㎜となるので、狭さは感じられると思います。

エクストレイルの後部座席はリクライニングやフラットにできる？

 

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/function.html

荷室、シートに定評のあるエクストレイルですが、リクライニングやシートアレンジも多彩になっています。

ますは、リクライニングについてですが、ハイブリッド車では後部座席のリクライニング機能がありません。

意外ですよね。

これが日産のハイブリッド車の難点でしょうか。

引用：https://blog.nissan.co.jp/DEALER/1300/1G0/entry2473

リクライニング幅ですが、初代モデルからほとんど変更がないです。

リクライニングレバーも、シートの上部（肩あたり）についているのも変わっていませんね。

シートアレンジですが、3種類のアレンジが設定されています。

フルフラットモード

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/function.html

サーフボードやスノーボードなど、長い荷物を積むのに便利です。

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/function.html

2段収納モード

シート上部だけが倒れるので、足元には濡れたものをと使い分けできて便利です。

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/function.html

バーチカルモード

ラゲッジボードを立てることができるので、転がりやすい荷物を積むときに便利です。

これだけアレンジできれば十分と言えますよね。

引用：https://www.mycar-life.com/article/img/2017/06/09/15795/119764.html

エクストレイルの内装の特徴といえば、シートの材質です。

セルクロスという素材を使用したシートで、防水性、透湿性にとても優れたシートです。

濡れたものを積んでも、さっと一拭きでキレイになるメンテナンス性の良さからも、人気となっています。

シートに留まらず、床面、内装パネル類にも防水加工がされているので、とても使い勝手が良いです。

スノーボードやスキーで使用する際には、防水性などはとても重要でスキー場に行くまではいいのですが、問題は帰りです。

濡れたままのウエアやブーツ、板、グローブなどを、どうしても濡れたまま積まなければいけない状況になります。

そこで私が一番気になったのは、フロアマットです。

引用：http://www.11i.co.jp/product/custom_mat_all.html

その時は、カーペット調のマットを使用していましたが、濡れるとなかなか乾きません。

冬場などは1日経っても乾いてないこともあります。

それ以来、メンテナンスのことも考えてラバー製フロアマットを使用するようになりました。

エクストレイルのオプション品で、とても使い勝手の良さそうなマットを見つけたので、紹介します。

引用：https://nissangallery.jp/nissan-news/t32carpet_201312/

デュアルカーペットという商品です。

普通のフロアマットとラバーマットがボタンで取り外し可能という画期的なマットです。

ラバーマットでは、安っぽいなどあまり良いイメージを持っていない人も多いので、休日は、ラバーマットにして、通勤、買い物などには普通のフロアマットを使用するなど、使い分けができます。

メンテナンスの面でも、楽ですよね。

ラバーマットを使用している時は、普通のフロアマットは掃除して天日干ししておくなんてこともできちゃいます。

エクストレイル専用エンブレムと消臭機能までついているので、完璧なマットだと思います。

エクストレイルの後部座席のスライド幅は？

後部座席というと、窮屈であまり乗りたくないイメージがありましたが、スライド機能がついたことによって、前部座席と同等のくつろぎが得られます。

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/function.html

後部座席のスライド幅は、現在販売されている軽自動車からミニバンを総合すると、200mm~600mm程度です。

エクストレイルはその中間に位置するので、おおよそ300㎜~400mm程度です。

後部座席のスライド機能は、ライバル車でもあるトヨタのハリアーにはついていません。

このスライド機能が付いたことによって、エクストレイルでは多彩なシートアレンジが可能となりました。

引用：https://motor-fan.jp/ucar

前モデルから100㎜ホイールベースを長く改良したことによって、エクストレイルの強みとなりました。

このホイールベースが確保できなければ、スライド機能はなかったでしょうね。

ただ20X、20Xiグレードのみにしか装備していない点は注意が必要です。

現在はハイブリッドが主流となり、ハイブリッドモーターや電池をいかに効率よく配置できるかが、各メーカーの問題となっています。

これからますます改善が進み、新しい形や装備に期待がもてると思います。

ですが、まだ開発中という段階だと思うので、マイナーチェンジを繰り返し、少しずつ手が加えられていくので、確立されるまでにはまだまだ時間がかかると思います。

後部座席にモニターをつける方法

後部座席にモニターをつけることで動画を楽しめるメリットがあります。

最も簡単な方法がタブレットです。

エクストレイルの前部座席のヘッドレストに車載タブレットホルダーをつけることで動画を視聴することができるようになります。

このホルダーは100均の簡易的なものや角度調整ができる製品など様々なバリエーションがあります。

前席から後部座席のモニターを操作したい方や後部座席でDVDを視聴したい方は専用のモニターをつけるのがオススメです。

天井部分に配線を行ってモニター（フリップダウンモニター）を装着させることで折りたたみできる後部座席の本格的なモニターをつけることができます。

具体的なアイテムとしてアルパインのRSH10S-L-Sやエクストレイルの純正モニターがあり、前者はカー用品のお店などで取り付けが可能ですが、純正モニターに関してはディーラーへ持ち込む必要があるので注意しましょう。

後部座席の窓が全開にできない理由

エクストレイルの後部座席の窓は全開にできません。

実は後部座席の窓が全開にできないのは初期不良でも設計上のミスでもなく、子どもの転落や負傷予防のためというのがその理由です。

後部座席には子どもが座ることも多くあります。

そんな状況で窓を全開にできる機能を付けてしまうと、そこから転落してしまったり、路肩の塀などに強打して負傷するといった事故が過去に発生しています。

そういった子どものトラブルを防ぐ機能として、あえて全開にできないように設計されています。

このように子どもに優しい車という一面もエクストレイルは持っているのです。

もし後部座席の窓が開かないからと言って決して欠陥品というわけではなく、日産の子供に対する配慮だと捉えてみてはいかがでしょうか。

後部座席の足元とチャイルドシートをつけた場合

最後に現行（2020年）エクストレイルの後部座席の広さも紹介しましょう。

ここでは足元の広さとチャイルドシートを乗せた場合の二つの場面に分けてお話しします。

足元の広さは、大人であれば膝先から前部座席のシートバックまで拳が2つ入ります。

ただ、3列シートのモデルだと2列目の後部座席を下げると、3列目のシートの足元スペースはほとんどなくなってしまうので注意しましょう。

ただ、2列目だけに限って言えば体の大きな方であってもゆとりのある広さです。

チャイルドシートを乗せた場合も2列目であれば問題ありませんが、3列の目の場合は2列目シートを下げるとシートバックとチャイルドシートが接触してしまったり、外れる原因になるので危険です。

エクストレイルは、基本的に5人乗りとなっていますが、一部3列シートがあるモデルのみ7人乗りの設定です。

用途に合わせてエクストレイルを選んでみてはいかがでしょうか。

エクストレイル後部座席の広さは狭い？　まとめ

エクストレイルの後部座席は、ゆとりのセカンドシートを実現し、リクライニングはもちろん、スライド機能まで装備され、後部座席ではありながらゆったりと乗れるスペースを確保しました。

このクラスではなかなかない広さを実現しているので、単身者のみならず、ファミリーカーとしての需要も高くなり、エクストレイルのイメージが変化を遂げようとしています。

5人乗り、7人乗りとライフスタイルに合わせて選ぶことができるのもエクストレイルの良いところです。

エクストレイルの購入を考えている方は、総支払い額を下げる方法をご存知ですか？

かんたんな方法なのでぜひやってみてくださいね！