【失敗しない車選び】プロが教える中古車購入の黄金ルール７

「中古車を購入したいけど、故障やトラブルが心配」

「走行距離や年式はどのくらいがいいのか分からない」

といった悩みをもつ方もいるでしょう。

中古車を購入することは、新車を購入するよりもコストを大幅に削減できる魅力的な選択肢です。

しかし、見た目が良くても、潜在的な問題を抱えた車に出会うリスクも高まります。

この動画では、プロの目から中古車選びで失敗しないための黄金ルールを伝授します。

購入前にチェックすべき７つのポイントから、避けるべき落とし穴まで、賢い中古車選びのすべてを明らかにします。

ポイント１　走行距離と年式

走行距離は、車がどれだけ使用されたかを示す指標です。

一方、年式は車が製造された年を指します。

これら二つの情報は、車の状態を理解するために相互に関連しています。

一般的に、走行距離が少なく年式が新しい車は、状態が良く価値が高いとされます。

しかし、年式が新しくても走行距離が異常に多い場合や、年式は古いが走行距離が非常に少ない場合は、それぞれ異なる観点から車の状態を検討する必要があります。

3年落ちの車

3年落ちの車は比較的新しいため、最新の技術や装備を有している可能性が高く、手入れが行き届いていることが多いです。

この期間の車は、新車からの価格下落が最も大きい時期も過ぎており、価格が安定してくる時期にあたります。

そのため、少し高価でも品質の高い車を求める方には最適な選択と言えます。

5年落ちの車

5年落ちの車は、価格と状態のバランスを求める購入者にとって魅力的な選択肢です。

この年数の車は新しさは少し落ちますが、まだ現代の車両として十分機能的であり、適切に維持されていれば良好な状態を保っています。

また、価格的にも新車時から大きく下がっており、購入しやすい価格帯であることが多いです。

7年落ちの車

7年落ちの車は価格を重視する方に適しています。

経年による劣化や使用感は避けられませんが、適切にメンテナンスされた車両であれば、まだまだ使用に耐えうる品質を持っていることが多いです。

この年代の車は特にコストパフォーマンスを重視する方にお勧めできます。

走行距離が異常に短い車への注意

走行距離が年式に対して極端に少ない車は、長期間使用されていない可能性があります。

このような車は、一見すると購入の魅力的な選択肢に見えますが、長期間放置されていたことによる隠れた問題を抱えていることがあります。

たとえば、バッテリーの劣化、シール部品の硬化や亀裂、オイルや液体類の劣化などが考えられます。

そのため、走行距離が異常に短い車には、車の状態について詳細に調査し、可能であれば専門家による診断を受けることが重要です。

ポイント２　事故歴、修復歴と動作チェック

中古車購入時のポイントとして、損傷や動作不良の有無をチェックすることが重要です。

買った後にトラブルで高い修理代がかかっては、中古車をかった意味がありませんからね。

中古車を購入する際には、将来的なトラブルや修理費用を避けるため、車両の損傷や動作不良の有無を徹底的にチェックすることが非常に重要です。

事故歴や修復歴の確認

車両の履歴報告書を通じて、事故歴や大きな修理の歴史がないかを確認します。

修復歴のある車は、将来的に問題を起こす可能性が高く、特に重大な事故に関与していた車は構造的な弱点を抱えていることがあります。

外観のチェック

キズ、凹み、汚れの有無とその程度を細かくチェックします。

これらの外観上の問題は、車の過去の扱い方や事故の有無の指標となります。

外観のチェックは、車の全体的な状態を把握する上で基本です。

ドアの動作チェック

特に自動スライドドアの場合、開閉動作がスムーズかどうかを確認します。

動作不良は修理が必要なサインであり、将来的な追加費用が発生する可能性があります。

室内灯の動作

室内灯が正常に点灯するかをチェックします。

室内灯の不具合は、電気系統の問題の初期兆候になることがあります。

付属品の動作確認

カーナビ、ETC、オーディオシステムなどの付属品が正常に機能するかを確認します。

これらの付属品の不具合は、購入後に修理費用が発生する原因となります。

エンジンのチェック

エンジンを始動した際に、マフラーから異常な音がしないかを聞きます。

異音はエンジンや排気系に問題がある可能性を示し、重要な修理が必要な場合があります。

エアコンの動作

エアコンをつけた際に不快な臭いがしないかを確認します。

変な臭いは、エアコン内部のカビや汚れが原因であり、クリーニングや修理が必要な場合があります。

これらのチェックリストを用いて中古車を検討することで、購入後の不意のトラブルや追加の修理費用を避け、安心してカーライフを楽しむことができます。

中古車購入時には、これらのポイントに細心の注意を払い、適切な車選びを行うことが肝心です。

ポイント３　整備記録簿をチェック

新車に比べて使用歴がある中古車は故障リスクが高いと一般に考えられていますが、以下のポイントを考慮することで信頼性の高い車を選択することが可能です。

定期的なメンテナンスの履歴

車のメンテナンス履歴は、その車がどれだけ大切に扱われてきたかの重要な指標です。

定期的に適切なメンテナンスを受けている車は、部品の劣化や小さな問題が早期に対処されるため、故障しにくい傾向にあります。

整備記録簿をチェックし、オイル交換やタイミングベルトの交換など、重要なメンテナンスが定期的に行われているかを確認しましょう。

事故歴や修復歴の有無

事故歴や修復歴のない車を選ぶことは、故障リスクを低減させる上で非常に重要です。

特にフレームの損傷は、車の基本的な構造に影響を及ぼすため、将来的な故障のリスクが高まります。

事故歴のある車を避けることはもちろん、修復された車を選ぶ場合は、修復の質と範囲について詳細な情報を得ることが重要です。

ポイント４　　保証や返品制度

中古車を購入する際に保証や返品制度を確認することは、購入者にとって大きな安心材料となります。

これらの制度は、購入時のリスクを大幅に軽減し、より安心して中古車を選ぶことが可能になります。

保証制度がある場合、車が故障した際に発生する修理費用の一部または全部がカバーされます。

中古車は新車と異なり、以前の所有者による使用状況が車の現在の状態に大きく影響しますが、その詳細は常に完全には把握できません。

予期せぬ故障が発生した場合でも、保証制度のおかげで修理費用の心配を軽減し、購入者は安心して車を使用できます。

返品制度は、特に車を実際に運転してみて初めて気付くキズや不具合がでた場合に重要です。

返品制度が整っている場合、購入者は購入後に気付いた問題に対して返品や交換といった対応を取ることができます。

これにより、購入直後に不満や問題が発見された場合でも、購入時のリスクを大きく軽減できます。

中古車を選ぶ際には、販売店に対してこれらの保証や返品制度の詳細をしっかりと確認し、自分自身が納得できる条件であるかを確かめることが大切です。

 

ポイント５　ゆずれない装備や条件を決めておく

自分の生活スタイルや車の使用目的に基づき、どの装備が必要かを考えましょう。

例えば、日常の通勤や買い物が主な用途ならば、燃費の良さや小回りの利くサイズが重要かもしれません。

長距離運転を頻繁にする場合は、快適な乗り心地や安全装備が重要になります。

特定の装備が中古車の価格にどれほど影響を与えるかを理解することも重要です。

高価な装備がついている車はその分価格も高くなる傾向にありますが、その装備が長期的に見て価値があるかどうかを考えましょう。

カーナビやETC車載器のように、後から追加可能な装備もあります。

初期投資を抑えたい場合や、すでに所有している装備を移設できる場合は、装備なしの車を選んで後から装備を追加することも一つの選択肢です。

中古車販売店で装備ありと装備なしの車両を直接比較してみると、自分にとってどの装備が価値があるかがより明確になります。

実際に装備を試してみることで、その便利さや必要性を体感できます。

以下は中古車で人気の装備です。

サンルーフ
本革シート
純正カーナビ
ETC車載器
駐車サポート装備（バックモニター）
安全装備（自動ブレーキ）

必要な装備を選ぶことは、価格と満足度のバランスを取る上で大切です。

ポイント６　　どのモデル、グレードを選ぶか？

グレードが高いほど車両価格も上がりますが、普段の使用では高いエンジン性能が必要ない場合や、特定の装備だけを求めている場合は、低グレードや中間グレードでも十分なケースも多いです。

逆に、特定の使用状況下で高性能エンジンや四輪駆動などが必要となる場合もあります。

エンジンの性能はグレードによって異なり、高いグレードほど排気量が大きく、エンジン出力が高い傾向にあります。

そのため、高性能なエンジンを求める場合は、より高いグレードを選択することになります。

高グレード車には多くの追加装備が標準で付いており、快適性や利便性を重視する場合は高グレードが望ましい選択となります。

これには安全装備、快適装備、高度なナビゲーションシステムなどが含まれます。

外観に関しても、高いグレードの車はエアロパーツ、特別なホイール、高品質のランプなど、より洗練されたデザインが施されています。

外観を重視する場合は、これらの特徴が魅力的な高グレード車が適しています。

高グレードの車は内装においても、高級素材の使用や装飾の豊富さで区別されます。

内装の快適性や豪華さを求める場合は、高いグレードが望ましいです。

ポイント７　ネット購入と実店舗のメリット、デメリット

中古車を購入する際には、インターネットでの購入と実店舗での購入のどちらを選ぶかが大きな選択肢の一つになります。

インターネットでの購入は、全国の広範囲から選択できるため、希望にぴったりの車を見つけやすいという利点があります。

また、自宅から簡単に検索でき、多くの車両を手軽に比較できるため、時間と労力の節約にもつながります。

しかし、車の状態を直接確認できないため、写真や説明文に頼ることが多くなり、実際の車の状態と異なる場合がある点は注意が必要です。

一方、実店舗での購入では、車を直接見て触れることができ、試乗することも可能です。

このため、車の状態を自分の目で確認でき、購入後のトラブルを避けやすくなります。

また、販売員との直接の交渉により、より良い条件での購入が期待できる場合もあります。

ただし、店舗によっては在庫が限られているため、選択肢が少なくなる可能性があります。また、実店舗を訪れるための移動時間や労力が必要になります。

以上７つのポイントをを慎重に考慮して、最も適した車を選んでくださいね！