日産サクラと三菱eKクロスEVは実は兄弟車だった。その性能の差を比較

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世界的に脱炭素の流れが加速しています。

欧州では多くの先進国が今後10~20年以内にガソリン車の販売を禁止するという政策を打ち出し、それに追従してアメリカの一部の州や日本でもEVシフトの流れが加速しています。

日本の国内販売を見ると、販売台数が伸びているのは軽自動車が多いですが、高コストなEV技術やハイブリッド技術を搭載した車種は主流にはなれませんでした。

そんな中、2022年販売されたのが軽EVの日産サクラと三菱eKクロスEVです。

日産と三菱は2016年に資本・業務提携を行い、その提携関係の中には軽自動車開発・製造の分野も含まれていました。

日産はリーフの開発製造の実績があり、三菱自動車は一般向けの販売実績こそ伸びませんでしたが、i-MiEVという軽EVを2010年に販売開始しました。

今回販売されたサクラとeKクロスEVは、そんなEVの開発・製造に長けた2社の協業により産まれました。

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航続距離と充電時間

日産サクラと三菱eKクロスEVはメーカーは違いますが、実は兄弟車です。

これは、両社の限りある経営資源を有効に活用しないと、軽自動車ユーザーが購入できる価格帯で販売することが難しいためです。

そういった背景もあり、 プラットフォームと言われるボディの基本骨格やメカニカルな部分についてもかなり共通化されています。

これは動力源であるEVユニットも同じです。

モーターの出力は47kWで共通、バッテリー電圧も350Vで共通、 そしてバッテリー容量も20kWhで共通です。

両者の車重は装備などの違いによって、10kg程度の差はあるものの、WLTCモードという燃費測定モードによる航続距離は180kmと全く同じ数値となっています。

デザイン面で見るとフロントフェイスやサイド、リヤ周りのデザインは、それぞれのブランドイメージに合うよう変更されていますが、実走行時の空気抵抗には差がないと思われます。

そのため、実際の航続距離も同等と考えて良いと思われます。

バッテリー容量や充電方式も同じですので、2.9kWか6kWの普通充電器での充電であれば、8時間で満充電、急速充電器の使用で40分で満充電となっています。

ただ、サクラとeKクロスEVでは、標準装備でついてくるケーブルの種類が違うので、購入時には確認することをお勧めします。必要があれば、オプションでケーブルの種類の変更を行えます。

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グレードによる価格と補助金制度

サクラとeKクロスEVのグレードはどちらも2つで上級グレードと中級グレードという区分けです。

上級グレードを見るとサクラのGグレードで2,940,300円から、eKクロスEVのPグレードで2,932,600円からとなっています。

中級グレードではサクラのXグレードで2,399,100円から、eKクロスEVのGグレードで2,398,000円からです。

いずれのグレードでも価格はほとんど一緒ですが、標準装備に設定されいるものが少しずつ異なっている点に注意が必要です。

まず、上級グレードを例に見ると、サクラには全車速追従のオートクルーズコントロールやステアリングのアシストを行うレーンキープアシストを含む、日産がプロパイロットと呼ぶ運転支援システムが標準で搭載されています。

一方で、eKクロスEVでは、サクラに標準装備される雲煙支援システムと同等の、三菱がマイパイロットと呼ぶシステムがオプション設定となっています。

その一方で、 eKクロスEVにはサクラでオプション設定の充電ケーブルや15インチのアルミホイールといった装備が標準で搭載されています。

両者ともに販売価格にオプションや諸経費を混みにすると300~350万円とかなりの高額になりますが、購入時には国から55万円の補助金が出ます。

それに加えて地方自治体からも補助金がでるほか、エコカー減税も適用されます。

地方自体の補助金は自治体によって価格がまちまちですが、東京都の場合は最大で60万円ですので、補助金だけで最大で115万円もらえる計算になります。

そうすると、実質負担額は200~250万円となり、軽自動車の上級グレードを購入するのと同等となると考えられます。

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室内装備とエクステリアの比較

エクステリアデザインは、フロントフェイスとリヤのデザインで、サクラとeKクロスEVには明確な差があります。

サイドから見たデザインはシルエットは同一で、ドアパネルのキャラクターラインやリヤエンドのキックアップデザインなどに差がありますが、ほとんど同じです。

日産はラインナップの最上級EVモデルであるアリアに似せたデザインとなっている一方で、eKクロスEVはアウトランダーやデリカなどのSUVに採用されるダイナミックシールドというデザインコンセプトに合わせたデザインとなっています。

内装デザインはセンターのディスプレイを中心としたセンター周りのデザインやメーター周りは両者共通ですが、ステアリングやインパネのデザインは異なっています。

サクラが高級感のある水平基調に対して、eKクロスEVでは外装のSUVテイストのデザインに合わせたポップなデザインです。

ラゲッジには大きな違いはありませんが、安全装備は大きな違いがあります。

安全装備はサクラは上級グレードには運転支援システムが標準装備の一方でeKクロスEVでは上級グレードでもオプション装備です。

また、搭載される運転支援システムも日産はプロパイロットに対して、三菱はマイパイロットと呼称が異なるほか、その制御にも微妙に差異があります。

このあたりは、両者のブランドや保有技術の差異が明確に現れている部分になります。

EV車を買うときの注意点

EV車は各社が出している充電プランや夜間電力を使用した充電を行うことで、燃料費を抑制できるというメリットがありますが、注意点も多くあります。

ここでは3点ほど注意すべき点を説明します。

1点目は走行距離です。

カタログ値の値は限られた環境下での数値であり、実際にはカタログ値よりも少ない距離しか走ることができません。

特に夏場や冬場は空調を使うので、電気消費量が上がり予想以上にバッテリーの減りが早くなるので注意が必要です。

また、バッテリーの経年劣化により満充電での走行距離も減ります。

2点目は充電設備の問題です。

日本では充電設備の普及が進んでおらず、充電待ち渋滞ができることもあります。

サクラやeKクロスEVといったバッテリー容量の小さいEVですら、急速充電器を使用しても40分かかります。

ガソリン車であれば5分もあれば満タンになります。

そのため、外出先でさて充電しようと思ったら、想定外に時間がかかる場合のほか、最悪充電できないと言うこともあります。

3点目は、電欠時の対応です。

ガソリン車がガス欠した場合は、JAFなどの救援を頼めば救援車が来てその場で給油してもらえます。

ところが、EVの電欠の場合には、充電器を設置している場所までレッカー移動になります。

レッカー移動時間+充電時間がかかることになるため、かなりの時間が必要です。

こういった注意点を理解した上で、電気自動車を購入して使用することをお勧めします。

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