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2021年6月に、トヨタが世界で公開した新型ランドクルーザー300。
日本でも8月頃から販売されるといわれており、期待が膨らむばかりですね!
ランクル200の登場からすでに14年が経過しており、どのくらい進化しているのか気になるところです。
「ランドクルーザー300のグレードが知りたい」
「価格はいくらくらいになるんだろう…」
「300の登場で200の中古が安くなったら、ねらい目かも」
など、ランドクルーザー300の発売でいろいろと気になる点がある方もいると思います。
今回の内容をみれば、ランドクルーザー300のグレードごとの価格と装備の違い、また向上した燃費や装備について知ることができます。
また、300の登場で200の価格変動やリセールバリューを考えるならどっちを買った方がいいのかについても解説していきます。
ランドクルーザー300のグレード
ランドクルーザー300のグレードはGX、AX、VX、ZX、そしてGR-Sの5グレード展開です。
これらの違いについて、それぞれのグレードの特徴とその価格を中心にお話していきましょう。
まず、GXはランドクルーザー300のベースモデルとなるグレードです。
5人乗り仕様になっているのが最大の特徴で少人数で価格設定も510万円とランドクルーザー300のグレードで最も安価な価格になっています。
AX以上のグレードは7人乗りですが、5人乗りに変更する場合、プラス30万円のオプションで可能になります。
AXは550万円で7人乗り、GXとは定員やシート配置が異なる以外はほとんど同じといえます。
ワンランク上のVXは630万円、こちらは内装が本革になり、下位モデルがファブリックとなっている分、内装の高級感が異なるのが特徴です。
加えてパワーシートがAXは運転席だけです、VXでは助手席や3列目もパワーシートになっているのも注目すべきポイントです。
ZXは730万円(ディーゼルは760万円)で、こちらはパワーバックドア、レーントレーシングアシストが搭載されています。
レーントレーシングアシストとは「ドライバーの無操作状態が継続している場合、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促す」安全装備です。
ZXは電動ムーンルーフが標準装備というのも差別化を図っているほか、エクステリアがメッキモール付きのエアロタイプに換装されています。
また、ホイールのサイズもVX以下は18インチなのに対しアルミ20インチを搭載しているのが特徴です。
さらに内装が木目調になり、加えてディーゼルエンジンの設定があります。
最後のGR-Sは770万円(ディーゼルは800万円)、こちらはランドクルーザー初となるGR SPORTグレードになっています。
メーカーオプションで12.3インチの大型モニターのカーナビがJBLプレミアムサウンドシステムとセットで用意されるなど内装が豪華になっているほか、足回りが強化され、よりパワフルな走破性が期待できます。
ちなみにVX以上では最新のToyotaSafetySenseがフル装備になっているのも特徴です。
ランドクルーザー300の燃費や内装は?
ランドクルーザー300の燃費や内装を紹介しましょう。
まず、燃費は海外のデータになりますが、WTLCの数値で3.5L V6(ブイろく)ツインターボが10.1km/L、4.0L V6は9.4km/Lです。
いずれも海外の数値なので使用燃料はハイオクによる数値です。
近年リリースされている車と比較すると、一見燃費が悪いように見えます。
しかし、前モデルの200系が6.7~6.9km/L程度だったことを考えると、かなり改善されているでしょう。
排気量は200系が4.6Lモデルのリリースがあったことを考えると若干ダウンサイジングされている印象があります。
しかし、それを補うトルク設定やツインターボの導入などを行っているため、決してパワーダウンしているとは言い切れません。
実際に3.5LのV6ツインターボは現行型を超える最高出力415PS(現行318PS)、最大トルク650(現行460)を達成しています。
ちなみにディーゼルモデルの燃費は、予想値になりますがWLTCで10km/L程度とされています。
ディーゼルエンジンは3.3LのV6ツインターボで出力は309PS、最大トルクは700となっているため、先ほどの3.5LのV6ツインターボと同等です。
内装は、海外のトヨタで公開されていますが、ワイドディスプレイを最上部の見やすい場所に配置し、温度調整と風量調整はパドルスイッチになるなど操作性が大幅に変更されています。
また、センターコンソールもUSBポートにHDMIポート、12Vソケット、ヘッドフォンジャックなど現代のニーズに合わせているのも特徴です。
ランクル200と300どっちがおすすめか?
ランドクルーザー300の登場で気になるのが200系の存在です。
ランドクルーザー300が発売されれれば、型落ちとなる200系は中古価格に変化が起こるでしょう。
ここではランドクルーザー300と200系ではどちらがおすすめかといった話題でお話していきます。
結論を先に言えば、おすすめは状況によって異なります。
コスパを考えるともちろん200系、走行性能を考えると300系、リセールバリューを考えた購入は、どちらも高く売れますが新しい分300系が有利でしょう。
コスパ重視で選ぶなら中古の200系を購入するのがおすすめですが、よく走る方は燃費も考える必要が出てきます。
ランドクルーザー300の登場によってこれまで高止まりしていた中古の200系の価格の下落が想定されます。
確かに燃費は劣ってはいますが、走行性能や内装の豪華さは価格以上の価値があります。
300系と比較するとデジタル装備は少し古い印象を受けるかもしれません。
しかし日本での走行を考えれば決して不自由を感じないはずです。
ナビなどはスマートフォンで利用し、キャンプで林道を走るという使い方をするのであれば200系でも十分です。
走行性能を考えると300に軍配が上がります。
排気量は下がっていることから一見パワーもそこまで高くない印象があります。
しかし、実際は馬力やトルクなどが向上されておりGR SPORTの投入など、さらに走行性能の高いモデルが投入されています。
加えて安全装備も充実していることや低重心化、重量配分、サスペンション構造の改善によって走行性能や快適性は飛躍的に向上しているのも注目です。
そういった意味で走りを求めるのであればランドクルーザー300がおすすめです。
リセールバリューはどちらが有利が難しいところですが、ランドクルーザーは価格の下落が低く、海外にも人気のモデルです。
ただ、脱炭素化でガソリンエンジンのランクルがどの程度人気を維持できるかという不安と、リセールバリューを目的に購入するユーザーが増えているため、中古市場で出回りやすくなるリスクがあります。
たくさんのランクルがあふれれば当然買取価格も下落することからリセールはどこまで期待できるか未知数です。
ランドクルーザー300 まとめ
ランドクルーザー300が発表され、価格についてもかなり明確になってきました。
そして内装やグレードの特徴なども情報が公開されてきています。
まもなく本格的な販売が始まるランドクルーザー300ですが、燃費などでディーゼルエンジンの燃費が推定値にとどまっているなど未知数の部分も少なくありません。
しかし、燃費や走行性能は前モデルである200系よりも、かなり改善が図られており、走行性能が期待でき、その魅力が明らかになってきています。
ただ、純粋に走りを求めて購入するのはおすすめできるものの、リセールを気にして購入するとなると、今後の人気が未知数であることや同じリセール目的の購入者が多いことなど、リセールバリューが維持できるかは未知数です。
いずれにせよ、ランドクルーザーは世界から信頼がおかれる素晴らしい車であることだけは間違いありません。
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